ログレス魔導王国

主要人物

"魔導剣聖"ルドヴィクス・リチャード・フォールティア

(人間/男性/21歳→24歳)
 現国王。金髪赤目の英雄フリーク。
 ブランブルクで冒険者として修業していた時期がある。
 リチャードの名は建国王の名から拝借したもの。
 国内では有数の魔剣使いとして知られているが、魔剣が無くとも人類の限界点に程近い実力を有している。
 よく空を一人で飛んでいる、突然ノーアポで訪問してくる、昨日まで東部山脈の向こう側に居たのに、次の日には西部の港で活動している、等、思う存分魔法の力を駆使している姿が散見され、噂になっている。

レジーナ・フォールティア

(人間/女性/16→19歳)
 コネクション:100/700/1000
 現王妃。元第三王女。身長151cm、綺麗な白髪を持つ少女。
 「アルビオン騒乱」を経て成長した今、以前とは違い民の為に何かを為せる一人の王族となった。
 どうやら、瓜二つの少女がいるらしい。
 国王に対しては、思う存分利用してやろう、というスタンスらしい。

エリカ・フォン・ベルン=マルアーク

ユーサー・ロード・フォン・フォールティア

(人間/男性/72→75歳)
 先代国王にして大公。死去してしまった現国王の代役を務めている、誰もが認める賢者その人。
 灰色の髪を後ろで束ねた老成な顔立ちは、威厳に溢れている。身長も高く、真っすぐな姿勢がブレないことから威圧感が半端じゃない。
 ソピア学院主席の経歴や過去に出した論文は数知れず、さらには王としての差配も民と貴族のバランスを見事に保ってみせる手腕を誇る、生ける大天才。
 ……だったのだが、大国であることもあってか、東西を断つ大きな溝は、彼の現在までを賭しても埋めることはできなかった。
 現在は、再び隠居生活を送っている。

マリス・フォールティア

(人間/女性/享年24歳)
 第一王女。現在鬱病のような精神病を抱えていると診断され、10年前から療養中。
 婚約者であるルドヴィクスを酷く嫌悪、拒絶している。
 ベルン=マルアーク奪還作戦の際、死亡が確認された。享年24歳。

フェイ・グッドマン

(ハイマン/女性/16→17歳→19歳)
 コネクション:(???/???/???)  ログレス魔導王国第三王女「レジーナ・フォールティア」と瓜二つの外見を持つ、不思議な雰囲気の少女。
 とある事情により、表向きはログレス国内では王女の名をかたり、「ダック事件」にはじまり「アルビオン騒乱」に終わる数々の事件を起こした重罪人とされており、現在は「空賊ダック」の庇護を得て、ブランブルグ周辺を「劇場艇」で逃げ回っている。
 現代ではとうに失われた技術のいくつかについて手がかりとなる情報を記憶したハイマンであり、その危険性から一部関係者以外には居場所を隠匿されているようだ。
 ログレスの遺産が人々に危機を及ぼすとき、彼女の助言は多くの助けとなるだろう。
 最近、義賊としての活動を進めており、民からは「聖女」と呼ばれ、親しまれているらしい。西部貴族は、彼女の活動にうんざりしている様子。
 また、ベルン=マルアーク奪還作戦では、英雄たちを乗せる船を提供したことも。
 ――ログレスで悲劇を見てきた彼女は、「王族」では救えない、たくさんの人々の助けとなるため、今日も空を飛ぶ。

"剣鬼"レクス・フォールティア

(人間/男性/19→22歳)
 公爵家次男。金髪碧眼で長身。努力家。
 次期公爵家当主。既に12代目の"剣帝"の名を襲名できるほどの実力がある程の才能の持ち主。
 当主は地護大剣から離れられないので、代わりに王の懐刀として活動している。
 最近は貴族の人命救助の仕事が多いらしい。いつもギリギリでの到着となるところが兄に劣るのだ、と、兄を尊敬しながらも日々苦悩している様子。
 兄に同じく、こちらも有力な魔剣使いである。最近では「アルビオン騒乱」において、アルビオンをただ一人で双方に被害を出さずに押し留める等。

ヴァルター・マーキス・フォン・ウォルボール

(人間/男性/58→61歳)
 ウォルボール侯爵家現当主兼宰相兼ソピア学院理事長。酒がお好きな謀略クソジジイ。
 王がかなりの頻度で政治に口を出すため、個人の仕事がかなり捗っている様子。国の為なら幾らでも策略を張り巡らせる忠臣であるからして、何かやっているのは明白。
 大将軍とは喧嘩しかしないほど仲が良い。その事を指摘したものは、翌日仕事に忙殺される。
 真っ白に染まってしまったふさふさの髪に、皺の多い肌や細見の容姿から、よく70代と間違えられるのが最近の悩み。

"剛斧"ラウル・マーキス・フォン・マルケルス

(人間/男性/58→61歳)
 マルケルス侯爵家現当主兼大将軍。戦闘狂。
 猪のような顔に、巨人のような体格を持っている。無類の女好きで、妻は現在12人。
 要塞都市には代官を立てているが、その管理の杜撰さに辟易としている。
 宰相とは喧嘩しかしないほど仲が良い。その事を指摘したものは、翌日筋肉痛で動けなくなる。

ヘイスベルト・マーキス・フォン・マンセル

(人間/男性/63→66歳)
 マンセル侯爵家当主兼財務大臣。茶髪を真っすぐに切りそろえた、特徴のない外見。
 この国で最も国に対する忠義があり、最も公平である人間。その為、よく他人から嫌われている。
 最近腰痛が酷いらしい。

ヘクター・マーキス・フォン・フランクリン

(人間/男性/60→63歳)
 フランクリン侯爵家現当主。薄青の長髪を後ろで纏めている。
 フランクリン侯爵領は「一番平和な侯爵領」と呼ばれており、それを統治するフランクリン侯爵も平和主義。というよりはことなかれ主義。
 情勢の動きが早く、家では疲労困憊な姿が散見されている模様。

"疾風の"ジェラール・マーキス・フォン・ローエングリン

(人間/男性/52→55歳)
 ローエングリン家現当主。鋭い目つきにガタイの良い体を持っている。
 忠義はマンセル侯爵にも劣らぬものを持っているが、その矛先はユーサー王へと向いている。
 諸侯から厳しい目で見られているが、その意思には一点の曇りもない。
 10年前のあの時も、娘が旅だったあの時も、自身が「関与できなかったこと」を後悔している。
 現在は次世代の育成に夢中。

"銀閃の"ダグラス・グッドマン・ローエングリン(故)

(人間/男性/~41歳)
 ローエングリン侯爵家の婿養子。
 戦場を駆ける英雄、銀閃の、等の二つ名を持っている。
 妻が呪法による被害を受けてしまった際の騎士殺しや、被害の拡大などの責任を押し付けられ、生きたまま埋葬される。享年41歳。

ルーク・グッドマン・ローエングリン

(人間/男性/11→12→14歳)
 コネクション:100/300/700  戦場を駆ける英雄、銀閃の、等の二つ名で呼ばれ、高名な騎士だったダグラス・グッドマン・ローエングリンの息子であり、【ローエングリン侯爵家】の正式な後継者の少年騎士。
 11歳という若さで最年少の騎士となり、晩年の父の汚名、周囲からの重圧を背負い、時に迷いながらも戦い続けた。
 「ハートフィールドの乱」「ポンペイ急襲」「オブライエンの惑乱」「正当なるログレス討伐戦」「アルビオン騒乱」といった数々の戦いを乗り越えたことで正式に「銀閃の騎士」(シルバライズ)の称号を先王ユーサーから授与され、現在は正式に侯爵家を継ぐ騎士となれるよう、祖父の元で修行を重ねている。
 融通の利かず、熱くなりやすい少年らしい性格の持ち主であるが、真面目で目上への敬意を忘れないため、立場の上下を問わず、年上の騎士たちからはからかわれながらも可愛がられ、また頼られる存在となりつつある。
 最近は周辺の女性関係を祖父から心配されがちである。いい加減誰を娶るか決めなさい、とも。

"赤獅子"ロドリゴ・マルグレイブ・フォン・アルフレッド

(人間/男性/32→35歳)
 東の辺境伯、アルフレッド辺境伯家の現当主。燃えるように赤い髪を後ろに流した偉丈夫。
 辺境伯家直属の戦士団《リゲインフレア》以外にも、出自を問わず自身が信用できる実力者のみを編成した《赤獅子団》なるものを有している。
 どのような人物であっても、相対するまで一切の偏見を抱かない真っすぐな人。一目見ればその人が信用できる人か判別できる特技を持っている。
 北の辺境伯家への援軍に向かう際、山脈沿いに展開されていた蛮族軍をなぎ倒しながら北上し、見事全ての戦いに勝利した逸話は有名。
 元銀閃ダグラスとは親友の間柄だった模様。家庭内では、妻に尻に敷かれているらしい。
 東に国土を拡大している影響で、今最も忙しい貴族に挙げられている。

オリヴィエ・マルグレイブ・フォン・ブリギッド

(人間/男性/38→41歳)
 北の辺境伯、ブリギッド辺境伯家の当主。銀色の髪を束ねた優男。
 北のハルシカ協商国を筆頭に、諸外国との貿易を重視している。最近は貿易路を広げようとしている様子。
 多くの商人と相対しているが、彼らからのオリヴィエへの評価は「面倒くさい」に集約される。
 ベルン=マルアーク領の復興に協力。その様子は、「再び、緑の奇跡が舞い降りた」と詩人に歌われているらしい。

レミリィ・G・マルグレイブ・フォン・シュバルツ

(人間?/女性?/年齢不詳)
 南の辺境伯、シュバルツ辺境伯家の当主。知能不明。
 行動原理は「面白いから」の一言に尽きる、制御できない爆弾。
 国内全土のアンデッドの問題を管轄している。神殿とはいっぱいなかよし。
 シュバルツ大墳墓の管轄者。最近、墓の利用者が増えたそうな。
 奪還作戦後は、しばらくの間「ほくほくオーラ(?)」を身体から出していたとのこと。戦争にメリットしか見出さないあたり...
 決して人の、ログレスの敵ではない。ご利用は計画的に。

その他のNPC

ルドルフ・ゴールドバーグ

(ナイトメア/男性/年齢不詳)
 魔動都市ゴールドバーグの議長にしてゴールドバーグ商会の会長。
 魔動機文明の生き証人。以前は研究職だったらしい。
 シュバルツ辺境伯領の主都を任されていることから、その権力は商会長のそれとは比べ物にならない。
 10年前の事件の後も、経済をなんとか回して国に恩を売――貢献していた人物でもある。

メアリ・ローエングリン・リンゼイ

(人間/女性/享年34歳)
 ダグラス・グッドマン・ローエングリンの義姉、つまり彼の妻の姉に当たる人物で、現在はローエングリンの縁戚筋にあたるリンゼイ伯爵家で嫁いでいる。
 「アルビオン騒乱」などの事件の中、体調不良が深刻化し、生来体が弱かったのもあり、奔走する中で寿命を縮めていった。
 しかし、文字通り命を賭した数々の行動により、彼女はセオドリックやジェルマンの思惑を打ち破り、そして最愛の甥であり、息子でもあるルークを守り、その背中を目に焼き付けながら、息をひきとった。
 夫であるリンゼイ家当主との関係は冷え切っており、健康面での問題もあったためか、直接の子どもはいないようだ。

スコット・オブライエン(故)

(人間/男性/享年44歳)
 黒い髪と褐色の肌を持つ屈強な男性で、国に仕える国定騎士。
 集団戦闘における戦術眼を評価されている一方で、個人としての武勇にも優れ、クレイモアを片手で軽々と扱うことが可能。
 人格もまた、忠誠心と実力に裏打ちされた自信、そしてそれを嫌味と思わせない騎士然とした振る舞いで、同僚からの信頼も篤いようだ。
 10年前の蛮族との戦いの折に突出した戦果を見せた人物の内の一人で、その勇名は国民の間でも有名だった。
 ただ、同家の者からは疎まれていたようだ。

ダニエル・オブライエン

(人間/男性/享年46歳)
 褐色の肌をもつ、神経質そうな男性。アルガノ家に仕える家領騎士。
 スコット・オブライエンの異母兄であり、正統なオブライエンの後継者。
 強者におもねり、家を保つことを重視する一方、家格に対するプライドも人一倍強く、周囲には気難しい性格だと思われているようだ。
 しかし、アルガノ家への忠誠心は本物であり、アルガノ家現当主セオドリックの信任も厚かった様子。

エドワード・ハートフィールド(故)

(人間/男性/享年32歳)
 スコット卿とは昔馴染みの間柄で、彼と同様に騎士団団長候補ともいわれる、眼鏡の温和そうな男。元国定騎士。
 普段はやや怠惰とも思える態度の”ゆるさ”だが、いざ戦いともなれば一変し、優れた戦略眼で戦場を分析し、誰よりも真っ先に戦場に斬りこむ勇敢さを見せる。
 双剣を用いた高速戦闘を得意とするほか、妖精魔法も会得している。
 スコット卿のことをライバルしているようで、度々彼と張り合う様子が見られるが、関係自体は良好な様子。
 彼もまた、10年前の蛮族との戦いの折に活躍した人物で、その際は妻と父親を失いながらも奮戦した様が吟遊詩人たちの間で語り草となっている。
 ケアウェントで発生した事件の際、死亡。享年32歳。

ラヴィニア・グローリー

(人間/女性/28→31歳)
コネクション:50/400/800  本来一代限りの騎士の爵位を代々出しつけるほどに優秀な血筋の一族、「グローリー家」の今代当主である女性で、本人も現役の国定騎士。
 10年前の蛮族侵攻の折、18歳で初陣を飾り、スコット卿、エドワード卿、ダグラス卿と共に数多くの武勇をあげたことで有名。
 ダグラス卿とは特に懇意にしていたようで、彼の死刑には真っ向から反対していた。
 好戦的な性格で、死刑に反対したのもダグラスを殺すのは自分しかいないからと考えていたからと言われるほどに戦いを愛している女性で、それは一族全体に共通する。
 しかしながら普段の物腰はとてもたおやかで優しく友情にも篤い面も持ち合わせており、周囲は彼女を【隣人愛と狂気が同居するバトルマニア】と評している。
 自由な気風の持ち主、否、気ままな性格であるがゆえ、現在の多忙で窮屈な立場にストレスを感じているようだ。
 また、「アルビオン騒乱」前後での活躍により、「薄明の騎士」(トワイライト)の称号を授かった。
 現在は、“きな臭い”とされている西部にお邪魔している模様。戦場から戦場へ、今日も薄明の騎士は飛び回っている。

セオドリック・アルガノ

(人間/男性/享年18歳)  国定騎士に任命された、アルガノ伯爵家の若き当主。
 常に涼やかさと冷静さを絶やさない好青年で、文武両道、品行方正と非の打ち所のない人物であり、人望もあった。
 しかしその内面は、没落したアルガノを復興しようとするあまり暴走を続ける父親との生活で壊されきっており、心の内では全てを破壊しつくしたい願望がずっと育っていたようだ。
 「ティダンの神威」と「アルビオン」を使って、彼がしたのはくだらない独立宣言と、破壊行為だけだった。
 その壊れた内面はほんの少しの人がわずかに知ることができたが、結局、若き歪んだ心の真実を知るものは、誰一人としていないのだろう。
 彼と、その父親がログレス東部に残した研究施設やアルガノの別荘には、今でも危険な遺産が眠っている。
 もし見つけた場合、ただちに破壊しなければそれは災いを呼んでしまうことだろう。

セイレン・グッドマン(旧名:セイレン・オブシディア)

(ルーンフォーク/女性/12→14歳)
コネクション:50/200/500
 ”二代目銀閃”ルーク・ローエングリンの従者である、義足のメイド。 生真面目かつ従順、献身的な性格であり、主のためなら体どころか命すらもいとわない危うげで儚い女性
 かつては「アルビオン騒乱」の真の黒幕である「セオドリック・アルガノ」の従者として現在の主と敵対しており、魔法の杖「アンセリオンロッド」の所有権をめぐって何度も激突していた。
 その後紆余曲折を経て記憶を失い、ルーク・ローエングリン(とその姉)の従者として仕えることとなっており、主に事務作業での補佐を任せられている。
 後になって判明したことだが、それは「裏切り」ではなく「表返り」だったことは、あまり知られていない。
 「アルビオン騒乱」にまつわる事件で体の一部を失っており、左腕は《フィジカル・ギミック》で作り出されたもので、左足は義足となっている。
 義足での生活に慣れてきたため、少しずつ職場に復帰し始めているとのこと。

ジェルマン・バルバストル

 言わずと知れた「アレクサンドラ・ド・グージュ」の元旦那。
 詳細はこちら

"錫の錬金術師"ベンジャミン・トライス

(人間/男性/54→56歳)
 高名だが変わり者の錬金術師として知られる、白髪のもっさりとしたカールのかつらを被った人間の男。
 現在は錫の錬金術師と自称しているが、彼の本当の功績は魔晶石使用後に残る灰の再利用法である。
 彼が発明した染料としての魔晶石灰の利用法で、以前よりも安価にアラミド性質を持つ防具を作成できるようになった。
 趣味は河川敷の散歩で鳥に餌を与える姿が見られる。
 生涯独身を貫いており、お金があるのに研究所を広げなかったり、かつらを何種類もコレクションしていたりする。
 ひらめいたらその閃きを記録せずにはいられない性質で、一度閃くと何時間も壁や床や地面、稀に他人の衣服や馬車に書きこみ続ける奇行を行う。


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Last-modified: 2022-09-20 (火) 14:09:31