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ブランブルグ及び周辺国の大まかな共通認識として、以下の歴史概略を設定します。
これらは共通認識であり、歴史の真実とはかけ離れていることもあり、何が真実かはGMごとに委ねられています。
また、これらの共通認識は、ラルージュ国正史より集約され要約されたものであり、他国他地方からはまた違った歴史観が存在します。
参考として確認してください。
〈大破局〉到来
シュヴァルツヴァント山脈奥地から蛮王による各地への侵攻が開始され、〈大破局〉が齎される。
古都ザルトブルグ(魔動機文明時代のブランブルグ旧名)は滅び、蛮族領となる。
ラルージュ国オロス領が分断され連絡途絶となり、公式記録ではオロス領は蛮族の支配下となる。
3つの魔航船がシュヴァルツヴァント山脈にて墜落。のちの船の渓谷遺跡となるも魔航船の1つが所在不明。
ラルージュ王国の旧王都が陥落し、ラルージュ国王は臨時政権を以って、王都を南部に遷都する。
古都ザルトブルグから旧王都にかけて、4つの蛮族勢力がラルージュ旧王都北領を占拠する。
※4つの蛮族勢力とは
※他者を支配する本の魔剣を持つ“憲帝”ドレイク
※炭へと変える呪いの視線の“黒き瞳の”バジリスク
※何人をも死者に変える死の焔を吐き、大海の支配者であった“死炎の”スキュラ
※シュヴァルツヴァントの白い峰を赤峰に塗り替え、渓谷を赤い池で満たした“鮮血鬼”ディアボロ であったとされる。
〈第一次~第三次 北領奪還戦争〉
ラルージュ王国は新王の元、ラルージュ王都北部の国土奪還に向けて進軍する。
半世紀の間に第一次から第三次の〈北領奪還戦争〉が行われ、旧王都周辺領土を回復する偉業を達成する。
しかし、旧王都は状態が酷く再遷都は行われなかった。(旧王都遺跡を参照)
※これらの軍はラルージュ国王の親征によって行われたため、〈紅王親征軍〉及び〈紅王親征戦争〉とも呼ばれる。
※“憲帝”ドレイクを討ち取る。
※この戦争によって、旧王都北西に〈大地の裂け目〉が残る。
〈第四次~第五次 北領奪還戦争〉
オロス公国として独立を宣言し国土を維持していたラルージュ国オロス領が確認される。
オロス公国はラルージュ王国からの独立の維持を宣言。古都ザルトブルグの奪還と覇権が両国の焦点となる。
※ラルージュ国海軍である紅国海軍の壊滅。今も尚彼らの亡骸は海を漂い、血塗りの旗を立て死霊船団として彷徨っている。
※〈大地の裂け目〉内部に古代文明遺跡の入口が発見される。
〈第六次 北領奪還戦争〉
古都ザルトブルグ奪還の最大の障害となっていた水底の深き“死焔の”スキュラとの戦争。
※スキュラの女王カリュブディスはエルフの騎士シュラギアナによって討ち取られる。
※カリュブディスは倒され、その触手は岩と化し、多島海の島々になったとされる。
※エルフの愛騎であった水竜は多島海の深き場所で騎士シュラギアナの墓所を守っていると伝承に残る。
〈第七次 北領奪還戦争〉
古都ザルトブルグを回復。
ラルージュ国とオロス国の間に交易路が作られ、都ブランブルグが合議制により運営される。
※“黒き瞳の”バジリスク討伐。名もなき者の流れ矢によるものであり、古都ザルトブルグ奪還の一等功績は誰の手に渡ることもなかった。
※〈英雄無き戦争〉とも呼ばれ、ブランブルグが合議制となるきっかけともなった。
〈ブランブルグ警備隊〉発足。
ブランブルグで商人ギルド〈ドライドラッケン〉が設立される。
ブランブルグの冒険者ギルド〈シャイニングスター〉が設立される。
ブランブルグで〈珠籠遺跡〉と共に多数の旧時代遺産が発見される。現在の〈珠籠墓地〉が創られる。
ラルージュ王国派とオロス公国派、商人ギルド、冒険者ギルド、珠籠管理者による5つの派閥が形成される。
ブランブルグに〈深星庭園〉(のちの赤錆墓地)が商人ギルドと冒険者ギルドの出資により創られる。
地下遺跡の管理の一部を担っていた組織を元にブランブルグのマギテックギルド〈ブラックボックス〉が設立される。
この際、〈珠籠墓地〉からも人員が派遣されたため、マギテックギルドの引きこもり体質の原因となる。
ブランブルグの職人ギルド〈クロックス〉が商人ギルドの出資により設立される。影はとても薄い。
マギテックギルドから離反者アークフィリアが出て、〈アークフィリア魔法学院〉が設立される。
アークフィリア会長(当時)の強引な手続きにより、地下遺跡の管理の一部が〈アークフィリア魔法学院〉に移される。
〈第一次魔法戦争〉
〈アークフィリア魔法学院〉とマギテックギルドの生徒間の些細な諍いからギルド間抗争が勃発。
貴族街に被害が及び終焉。マギテックギルドのギルド長は解任され、アークフィリア会長は辞任するもアークフィリア学院長の座に収まる。
マギテックギルドはこれを不服とし、反省の色が見られない〈アークフィリア魔法学院〉を糾弾するも無視され両者の関係が悪化の一途を辿る。
6つ目の派閥として、〈アークフィリア魔法学院〉が頭角を現す。
ライダーギルドに現ギルド長ズーメシアが就任。ライダーギルドは権力から蚊帳の外におかれ、ライダーギルドが動物園と化す。
事態を憂慮したマギテックギルドはバイクの販売権・レンタル権の一部をライダーギルドから買い取る。
ブランブルグの地下遺跡管理について、〈アークフィリア魔法学院〉に集約する発案が出るが、〈珠籠墓地〉とマギテックギルドはこれを一蹴。
ラルージュ王国西部~北西部が蛮族勢力により大敗。蛮族に大きく領土を奪われる。
オロス公王はブランブルグの都市国家としての独立を働きかけるが、ラルージュ王国はこれを拒否。
多島海で海賊の動きが活発化。
ライダーギルドが完全な赤字経営になり、商人ギルドはライダーギルドの破棄を決定。
何故か、現ギルド長ズーメシアがこれを買い取る事件が発生し、ライダーギルドが存続と独立を果たす。
商人ギルドとライダーギルドの関係が悪化するも貴重な運搬手段のため大きな諍いは起こっていない。
ラルージュ王国西部~北西部に蛮族も入り混じる幾つもの領主、都市が自治独立を宣言。
領主や都市群はラルージュ王国との紛争状態に突入。ノスフェラトゥの駒と思われる者が何人か捕縛され、紛争地は混沌とする。
乾燥化が進み、ザントメーア砂漠が拡大。ラルージュ王国の穀物収穫量が減り、飢饉が発生。
ラルージュ王国からオロス公国への穀物輸送が滞り、両国の関係が悪化する。
オロス公国は雨の森の開発を進めるも断念。
ラルージュ北東部で大規模な魔域が発生。魔界の植物が繁殖した〈蒼薔薇事件〉と名付けられたその人為的な現象を引き起こした魔女は、騎士団と冒険者の手によって殺害。
魔域は破壊されるも、その時に解放された下級魔神たちが各地に逃亡し、事件の爪痕は今も残る。
ラルージュ国王都に〈大地の裂け目〉を通って、ドレイクの軍が突如として侵攻。王都が一時的に陥落し、多数の王侯貴族が死亡した。
ドレイク軍は討伐されるもラルージュ国の内政基盤が揺らぎ、ラルージュ王国西方部紛争地とブランブルグへの影響力が縮小する。
ラルージュ王国西部~北西部の小国群の国家基盤が出来上がりつつある。
ラルージュ王国はブランブルグへの影響力を回復させる動きを見せ、ラルージュ王国王都からブランブルグにかけて鉄道が開通する。
オロス公国はラルージュ北西部の幾つかの反乱勢力を都市国家として承認。ラルージュ王国はこれを拒否。
ラルージュ王国北西部に新たな動乱の兆しがある。