このページは、GM黒宮のローカルルールによって存在する舞台(ステージ)です。
誰でも使用可能ですが、使って頂ける際は事前・事後問わずクロミヤ(GM黒宮)に教えて頂けると飛んで喜びます。
ブランブルグから徒歩1時間程の距離に存在する、空気の澄み渡った森。
様々な薬草や食物、鉱石資源まで採れ、町の人や駆け出し冒険者がよく訪れています。
しかし、時折凶暴な獣や有毒植物などが現れては森の生態を脅かすこともある為、最低限の警戒心は必要です。
┏湧水の森━━━━━━━━━━━━━━┓
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┃ ┏岩肌道┓ ┏木陰道┓ ┃
┃ 入口┫ ┣大樹┫ ┣水源 ┃
┃ ┗湿地帯┛ ┗川上流┛ ┃
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森は大まかに以下の7エリアによって構成されています。
湧水の森の入口です。
一歩踏み入れただけで、澄み渡った森の空気が歓迎してくれることでしょう。
時期が合えば、水を多く湛える湿地帯へと流れ込む水の流れる音が聞こえてくるかもしれません。
ここから「岩肌道」「湿地帯」への道が延びています。
また、森に異変が起きている時は、この場所でその片鱗を見つけることが出来るでしょう。
むきだしの岩肌が露出している場所です。
岩肌は岩塩や〈魔晶石〉などの鉱石資源を含んでおり、ひとたびツルハシを振るえばゴロゴロと転がり出てくることでしょう。
この辺りは木々はまばらで、他には茂みがいくつかある程度です。
ミネラル補給のためか鳥獣がここを訪れる事があり、罠を仕掛けたり、隙を突けば捕まえることも出来るでしょう。
大部分が水浸しとなり、水生植物や小魚の住処となっている場所です。
水の量は水源の状況や時期によって変化し、殆ど涸れている事もあれば森の入口まで溢れかけている事もあります。
水の張った湿地部分を横断するように飛び石があり、飛んでいけば水に濡れずに対岸まで渡る事も出来そうです。 ──飛び石に擬態している生物が居なければ。
水の張っていない場所は草花が生え揃っており、薬草や香草などが採れます。
水はけが良いのか適度に乾いており、陽光を浴びながら食事をする場所としてもピッタリです。
真昼でも辺りを薄暗くしてしまうほど枝葉を伸ばし、空を埋め尽くす1本の大樹が鎮座しています。 大樹はおよそ直径30m、樹高100m程です。
大樹にはたくさんの洞(うろ)が無数に空いており、そこへ鳥獣が溜め込んだ果実が自然に醸され、猿酒が溜まっています。
猿酒の酒精はとても強く、また空気中に酒精が溶け込んでいます。 お酒に弱い人や獣が大樹へと近づくと、たちまち酔ってしまうかもしれません。
ここから「木陰道」「川上流」への道が延びています。
大樹の根元から10mほどの高さには巨大なつるが螺旋階段さながらに巻き付いており、それを辿れば大樹の頂上までたどり着くことが出来るようです。
広葉樹林が林立し、木々の枝葉が空を覆い隠しています。 少々薄暗いですが大樹のまわり程ではなく、木漏れ日が柔らかく辺りに差し込んでいます。
枝葉が埋め尽くしているのは空だけではなく、地面も落ち葉や枝、朽木によって埋め尽くされています。
でこぼこの地面が落ち葉によって覆い隠され、天然の落とし穴が出来ている事もあるので足元には注意が必要です。
木の根元や朽木には色とりどりのキノコが生えています。美味しいキノコや珍しいキノコもありますが、有毒のものも決して少なくない為、採取には知識が要ります。
また、辺りの木々や岩肌に隠れて見えにくいですが洞窟の入り口があり、奥にはさらにたくさんのキノコが生えているようです。
水源から直接水が流れ込んできている場所です。ここに流れ込んだ水は、さらに湿地帯へと流れていきます。
エリアの端には水源まで歩いて行ける獣道があります。川にはゴロゴロとした岩石が転がっており、流れが穏やかな場所と激しい場所が点在しています。
水源から流れてきたのか、水底には〈魔晶石〉等の鉱石資源が沈んでいる事もあるそうです。
ここには川魚等の様々な水生生物が棲んでいます。水のせせらぎを聞き、ゆっくりと水面に釣り糸を垂らすのも乙なものでしょう。
湧水の森の最奥であり、森の生態系を支える膨大な水を湛える大きな泉のある場所です。
泉の水は冷たく清らかで、またマナを含んでいます。動植物全てにとって文字通り「命の水」であり、水源に異常が生じると森全体に異変が起きます。
水辺には良質な薬草や特異な性質をもった草花が繁茂しています。未知の薬効を秘めたものも少なくなく、しばしば採取依頼がギルドに張り出されます。
様々な植物の繁茂する湧水の森。
ここで発見された(セッションに登場した)植物を以下に記載します。
一見〈魔香草〉に似ていますが、それより暗い紫色をした植物です。
辺りのマナを根こそぎ吸いつくして成長しようとする雑草であり、〈魔香草〉と間違えて使用してしまうと体内のマナが霧散し、失われてしまいます。
場所:「湿地帯」
初出:セッション「背筋と聖水、どっちが凍る?」
細長い葉を持つ香草です。これ1本で様々な香辛料にも似た香りが含まれており、料理に用いると一段と香り高いものになります。
その香りは他の食材の味や香りを高めつつ引き出してくれるため、とても重宝されます。
場所:「湿地帯」
初出:セッション「樹上ビアガーデン」
ウルフの牙のような形をした、赤い果実です。
かじると火を噴くような辛さがあり、身体が温まる香辛料として役立てられます。
場所:「岩肌道」
初出:セッション「甘辛スパイシー・カレーニバル!」
木々から栄養を蓄え太く成長した、珍しい茶色のキノコです。
食べると身体機能が活性化されるため、栄養剤の素材として、はたまた高級食材として扱われています。
場所:「岩肌道」
初出:セッション「秋風の揺り籠」
小規模な穴の中に生えやすいキノコです。獣の巣穴に生えると大きくなる傾向にあります。
とてもかぐわしい香りをしていますが、強いと獣臭く感じるかもしれません。
場所:「岩肌道」
初出:セッション「鍋いっぱい、溢れる森の恵み」
一升瓶やワインボトルのような形の実をつける植物です。葉の一部はコルク栓のようであり、一対で生っています。
中は空洞になっており、瓶状の実と栓状の葉を組み合わせることで、空き瓶や水袋と同等の役割を果たしてくれます。
場所:「大樹」
初出:セッション「水源を浄化せよ」
丸い葉が反り返り、ボウルのような形になる植物です。反り返った葉は頑丈で、ボウルのように使うことが出来ます。
葉には不純物を浄化する性質があり、この葉に溜まった雨水は綺麗な飲み水として飲用出来ます。
場所:「大樹」
初出:セッション「湧水の森採取ツアー」
香りの強い液体や物体の近くに生えるキノコです。
スポンジ質で、香りによって味と取引価値が大幅に変わります。
場所:「大樹」
初出:セッション「鍋いっぱい、溢れる森の恵み」
白くこぶりなキノコです。木の根元や朽木によく生えます。無毒であり、クセのない味の為様々な料理に重宝されます。
他のキノコと見分けるのも容易で、色とりどりのキノコの山でもこれさえ知っておけば毒キノコには当たらない、といわれています。
場所:「岩肌道・木陰道」
初出:セッション「飢えかけるもの」
暗闇で淡い光を放つ背の高いキノコです。他の明かりを近づけるとたちまち淡い光が消えてしまうため、見極める際には近くで明かりを点滅させると良いでしょう。
味はとても美味しく、また様々な病気に対する薬効があると期待されています。
真っ暗な場所にしか生えない為、見つけるには日の届かない洞窟などを探しまわる必要があります。
場所:「木陰道」
初出:セッション「トウダイタケを求めて」
一見枯れ草のような茶色がかった見た目の薬草です。落ち葉の積もった腐葉土からよく繁茂しているのが見られます。
単体ではキズに効く成分などは含まれていませんが、他の薬草の薬効を増幅する成分がある為、併せて使ったり、調合する事で効果を高める事が出来ます。
場所:「木陰道」
初出:セッション「虚ろの巣穴」
根元からいくつも先分かれした、黒いキノコです。その見た目は大きなクモの足を想起させます。
不気味な見た目とは裏腹に無毒であり、とても美味しいです。珍しく、洞窟などの真っ暗な場所でしか見つかりません。
場所:「木陰道」
初出:セッション「虚ろの巣穴」
全体が白く、開いたカサの下にスカーフのようなツバのあるキノコです。
美味しいですが猛毒であり、一口でも食べてしまうともがき苦しみ、最悪死に至る危険があります。
場所:「木陰道」
初出:セッション「虚ろの巣穴」
小さな白い花を咲かせる植物です。全草に塩分が含まれており、排出された塩の結晶が花びらに付着します。
塩害に強く、辺りの塩分を吸い取っては塩分濃度を下げて他の植物が繁殖できる環境を作ってくれる植物です。
付着している塩の結晶は極めて純粋であり、料理に使われる他にも道具や薬の素材として重宝されます。
場所:「水源」
初出:セッション「背筋と聖水、どっちが凍る?」
ソルトブルームに似ていますが、花がそれより一回り大きい植物です。花からはとても甘い香りが漂い、嗅ぐとついかじりたくなる誘惑に駆られます。
人族にとって有毒な成分が含まれており、かじると歯につくほどの甘みの後、猛烈な腹痛に襲われます。幸か不幸か、少量であれば腹痛は数十分で収まります。
その甘さはゴブリンなどの妖魔が好むといわれており、それが名前の由来となっています。
場所:「水源」
初出:セッション「背筋と聖水、どっちが凍る?」
一見してどこにでも生えているような植物ですが、満月の光を浴びると葉が白銀色に輝く薬草です。
満月の光を受けて白銀色に輝いた葉には濃密な生命力が含まれており、これを用いた薬は眼病に効くとされています。
葉の輝きは日の出までに摘まないと失われる上、数日しか薬効が残らない為早めに持ち帰り、調剤する必要があります。
場所:「水源」
初出:セッション「白銀色に塗れる森」
リンクがあるものはオリジナルモンスターになります。
湧水の森について感想や疑問などを書き込んでもらえると飛んで喜んで成層圏を突破するかもしれません。
コメントの際は名無しで構いません。
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