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ティベルグ王国の人物

開拓派

シャルル=オーギュスタン・リュシドール

人間/男/33歳

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 開拓派の重鎮であり、レーヴェヒト系騎士の代表格の一人。
 神聖レーヴェヒト王国の代々優れた騎士を輩出する貴族の家に生まれ、少年の頃より第二王子テオドシウスの傍近くに仕えていた。若き身で吸血鬼を討伐するなど武功には事欠かず、禁欲的なまでに我欲を求めず、主からの信任も篤い誉れ高き騎士として人々から憧憬を向けられる存在であった。レーヴェヒト内戦においては太陽派の重鎮の一人として活動、テオドシウスが戦死し内戦が終結すると主君の遺児ヘラクレイオスを守って王国を退去、同じテオドシウスの子であるテオドラの下へ馳せ参じて陽光騎士団に加わる。ティベルグ戦役では旧太陽派の騎士たちを率いて近衛騎士団長のような立ち位置となり、新たな主君と共に主要な会戦のほとんどに参加し輝かしい武功を挙げた。
 少年の頃より騎士たるに相応しい武芸の才と精神の持ち主であったが、同時に騎士らしい騎士である主テオドシウスすら微苦笑する程の堅物であった。しかしある日、自慢の娘を是非とも王子のお傍に仕えさせたいという貴族の連れてきた美しき令嬢に一目惚れ。テオドシウスは信頼する年下の側近の珍しい年相応の反応を見れたことを喜び、傍仕えは不要だが自分の側近が何処から妻を迎えるか決まっていないので縁を結ぶのはどうかと相手に薦め許婚となる。その後は少しずつ時間をかけて絆を深めていったが、婚礼を間近に控えた夜に許嫁が吸血鬼に攫われる。主命で遠方にあった彼は急ぎ帰郷し吸血鬼を討つが、許嫁は既にその眷属へと変えられてしまっていた。彼は「妻の身を守るのが夫の義務の第一だが、私にはそれさえも果たせなくなった。それを果たせなくなった今、第二の義務を果たすしかない。それは、妻が不幸な境遇に落ちないように努めることだ」と語り、愛する男を迎えた許嫁は夫からの結婚の贈り物を受けましょう、とだけ言って進んで若い命を散らした。以降は元々薄かった我欲を表に出すことなくひたすら愚直に騎士道と主に身を捧げ、民の安寧を蝕む脅威と戦い続けた。レーヴェヒト内戦の結末は国と民の安寧の為には王が並び立つことは許されないとわかっており受け入れたものの主の死を無念に思い、せめて主の子らは己が命に代えても守りたいと陽光騎士団に加わった。
 丹念に聖別された武具を全身に纏い、優れた武人の多いレーヴェヒト系騎士たちの中でも一際優れた武芸の持ち主。騎士であって軍人ではない為軍対軍の対規模戦闘の経験では他の将帥たちに劣るが、理想の騎士とも言われる清廉な立ち振る舞いと自罰的なまでに己に厳しい様が一種のカリスマとなって人を惹き付け、若武者たちはその下で武を振るえるというだけで心を奮い立たせる。生真面目で騎士道を重んじるが、もはやレーヴェヒト騎士ではないのだからレーヴェヒト騎士道を周囲に押し付けるべきではないとも考えており、主君の判断を最も優先する。

交易派

ウルリク・オースルンド

ナイトメア(人間)/男/41歳 

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 軍及び交易派の重鎮の一人。
 戦乱渦巻くランドール地方で名うての傭兵団を率いて各地で武功を挙げていたが、雇い主に裏切られて処刑されかかっていたところをエルヴェシウス家当主リオンに救われ、以後生き残った部下たちと共にエルヴェシウス家の私兵団に加わる。陽光騎士団が立ち上げられるとリオンからの後押しとフィリベールからの勧誘で加わり、傭兵時代の伝手で見込みのある傭兵を引き入れたり新兵を訓練したりと忙しく過ごしていた。ティベルグ戦役は主要な指揮官の一人として騎兵等からなる機動部隊を委ねられ、ニルダミウス・アンミナリク・ヴェンツェールと錚々たる面々を相手に激闘を繰り広げ騎士団内では一二を争う武功を挙げた将帥となった。
 ランドール地方辺境の村の出身で、故郷では腕自慢の乱暴者として有名だった。実は村を治める領主の息子にあたるがまだ嫡子も生まれない内に使用人を妊娠させてしまった領主は口止め料を渡して使用人を追い出していた為父親として振舞うことはなく、当時の彼にとってはその暴力こそが自分を捨てた父への抵抗であり、同時に自分を見て欲しいという慟哭であった。そしてある日、子分の恋人に手を出そうとした領主の息子(つまりは異母弟)を殴り倒したことを機に故郷を飛び出し、子分たちと共に傭兵団を立ち上げた。傭兵ならば国や貴族の眼に止まって立身出世することも夢ではなくそれを実現できるだけの天性の才能も備えていたものの、どれだけ手柄を挙げようとも騎士に取り立てられることはなくむしろ激戦区に投入されるばかりになる。傭兵としての最後の戦いでも休戦の為に敵と共謀した雇い主に嵌められ、戦果を挙げ過ぎていた為に生け贄として差し出され少なくない仲間が処刑されてしまったが、全員処刑される前にエルヴェシウス家当主リオンが割り込み大金を支払って傭兵団の生き残りたちを全員引き取った。父に捨てられ故郷に捨てられ雇い主たちからも捨てられ続けた、生まれた時からずっと捨てられるばかりだった自分を始めて拾い、必要だと言ってくれたリオンに絶対の忠誠を誓う。一方で“自分のように捨てられ続ける者が出るクソのような世界を変えたい”とも思っており、陽光騎士団に加わったのは新たな国の建国に携わってそれが叶う土地を作れるかもしれない、とリオンに背を押されたからである。
 数十年を戦争の中で生きてきた歴戦の傭兵隊長である為実戦経験は随一で、特に全面攻勢に出た際の突破力は凄まじいものがある。守勢に回っても弱くはなく、ふてぶてしいまでにしぶとい戦運びが持ち味。傭兵上がりらしく豪放磊落な豪傑として振舞っているが、少数の者しか知らないものの見かけよりずっと繊細で心優しい男である。

アリスター・マーティンソン

人間/男/24歳

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 交易派の若手の代表格とされる好青年。
 クレイスリア王国の軍学校を優秀な成績で卒業し、才能に溢れ人当たりも良い若手の有望株として出世街道を驀進していた。しかし身内同然の幼馴染が病に倒れると軍を休職、その死後は退役して陽光騎士団に入団する。ティベルグ戦役ではアクティア軍が主力となる対ブレドリス軍の騎士団代表として指揮を執り、ヴェンツェールとの最終決戦にも参戦した。
 元々はランドール地方の出身で、物心つく前に冒険者によって蛮族から救われた孤児。ラクニムスト協会運営の孤児院に預けられるが幼少期から才覚を現し、協会本部に推薦されて本部付きの施設に移され、そこで手厚い教育を受ける。単純な戦闘力だけでなく人を率いる才能を持っていた為に軍人になることを強く勧められ軍学校へ進むが、孤児院に入る前からずっと一緒だった幼馴染はかつて自分が救われたように、蛮族に苦しめられる人を救い出す存在になりたいと冒険者を志望した為別の道を進むことになる。その後は順調に卒業、昇進を続け軍人としてのエリート街道を歩んでいたが幼馴染が死病に冒されたことを知ると軍を休職して最期まで傍にいることを選び、幼馴染が亡くなるとその夢を継ぐことを決心する。そして蛮族支配地を解放して新国家を築き上げることを目指す陽光騎士団ならばそれを果たすことが出来ると考え入団した。
 軍学校及び軍での評価は“派手さはないが攻守のバランスが良い、まさに良将”。孤児出身であるので家柄や血族による後援はないが、幼少期からの英才教育や駐在武官などの経験もあって軍務も政務も卒なくこなす多芸さを持つ。人柄も温厚で誰とでも仲良くなれる気質で、部下・同僚・上司のいずれの関係であっても付き合いやすいタイプという極めて扱いやすい人材。激する事はまずなく、出自や恩ある国を侮辱や嘲笑されても怒ることはない。ただし、それを忘れることもない。

ギデオン・コーニーリアス・ヘイウッド

人間/男/42歳

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 軍及び交易派の重鎮の一人。
 ティベルグ戦役でクレイスリア軍の総指揮を執ったマクシミリアン・レジナルド・ヘイウッド伯爵の実弟。フィリベールの誘いに乗って新天地で別家を立てることを目指したクレイスリア諸侯の代表格で、クレイスリア王国とのパイプは極めて太い。ティベルグ戦役では緒戦の電撃戦で制圧したティベルグ中央のユレイハ平原に駐屯する部隊の指揮を委ねられ、残敵の掃討や民心の慰撫を行いつつ東西北の三戦線に対する補給と増援の手配を滞りなく統括した。
 軍歴は長いが将軍というよりは軍政家、軍事理論家といった色が強い。訓練や基本戦術を作ることには長けているが、学者肌の欠点で直感的な戦術指揮をやや苦手としており戦場の空気を読み取ることに長けた2人の息子に前線指揮を委ねることが多い。クレイスリア人らしく種族や身分で差別することはないが良くも悪くも貴族的なところがあり、基本的に鷹揚だが敵対的な相手、特に家や故国を攻撃するような者に対しては態度を硬化させやすい。有力家門の出らしく教養は深く頭も回るが、ジョークはつまらない。

ルーサー・ロードリック・ヘイウッド/デリック・ハミルトン・ヘイウッド

人間/男/21歳(左) 人間/男/18歳(右)

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 交易派の重鎮、ギデオン・コーニーリアス・ヘイウッドの息子たち。
 武門であるヘイウッド伯爵家に生まれて武技と軍学を学びながら成長し、父に従って陽光騎士団に入団する。ティベルグ戦役では初期の電撃戦で前線指揮官として奮戦し、その後は父の指揮下で残敵の掃討に当たっていたが戦役終盤ではそれぞれ前線への支援とした割かれた部隊の指揮官として戦場に戻り、相応の戦果を挙げている。
 まだ若いが武勇に優れ、戦の流れを敏感に感じ取る嗅覚を備えており攻勢や反撃に出る機を逃さない才覚がある。一方で正面からの戦いには強いが兵站や根回しなどの後方任務はまだまだ未熟で、それに長ける父に頼ることが多い。どちらも前線で果敢に戦う指揮官であるが指揮スタイルは少し異なり、兄の方は最前線に身を晒しながらもひたすら指示を出すタイプなのに対して弟の方は自ら武器を手に取りその武勇で兵を引っ張るタイプ。性格も兄が堅物だが忍耐強いのに対し、弟は闊達だが腰の軽いところがある。


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Last-modified: 2023-12-05 (火) 20:30:06